せんそーろん

2000年11月12日
小林よしのりの戦争論を借りて読んでるんだけど、とどのつまり五分後の世界by村上龍みたいなクニがいいのですか?ってなっちゃう。いいたいことはよくわかるし、理想もわかるけど、私って自分が理想を語る人じゃないと容赦無くツッコミいれますの。笑

なんかちょっとひっかかったとこだけ。
戦後アメリカGHQが日本に対して日本が悪い、戦争が悪いと言うような洗脳プログラムをしいたらしいがこれは彼らの立場からすれば何ら批判されることではない。その他天皇制度にまで手を加えたのにもこれと同じ目的があり、それはつまり再び戦争を起こそうという意欲やその意識の芽を徹底的に摘んでおく必要があった。というかそんなのワタシが考えてもわかる。すごい強烈な国民意識(ナショナリズム)があり、それを基盤として自己犠牲をも厭わず強烈な団結力をもって戦争をしていたのであれば、それを徹底的に潰す必要がある。

ところで疑問だが小林よしのりはその後のアメリカの恩恵による日本の経済復興やら自動車産業業界や機械工業史にみる日本人の”汚い”=上手いやりかたにまで言及するつもりなのだろうか?いや、彼は時刻の歴史のなかで虐げられているポイントのみをついていくつもりなのだろうが、今の日本人が何故こんなにも外国にかたっぱしから謝り彼らを糾弾しないかと言えば、この豊かな暮らしが所詮米国による洗脳プログラムを火蓋にした救済措置によるものだと「知って」いるからであり、自分たちの歴史に与えられた侮辱は、自分たちがひそかに知り口外しなくとも誇りに思っていれさえすれば、自国の歴史としての役割など事足りるのだとわかっているからではないだろうか。

自分たちの歴史は外国の為にあるわけではなく、対外的に必要なものでもない。アメリカがあんなにも歴史にこだわるのは非常に浅い歴史しかないからであり、日本全土を焦土と化したのにもその見方をあてはめても穿ったとまでははいわれないだろう。自国の歴史はその国民のために在るのであり、わたしたちが、心の中で、あたためていればいいことなのではないだろうか?それよりも対外的な歴史を損ねてまでも一刻も早く世界国家(冷戦の次の極論としての国際論だが、ついさいきんまでおおまじめに論じられていた。エコノミストなんかに)をつくらんとするその気概とある意味こすっからい商人魂(だって国交回復して商売するつもりでしょ)にワタシはあえて誇りを抱きたい。日本のどの政治家だって、少なくとも内閣にはいっている連中はそんなことはわかっているはずで、コトが進むためなら一時的な自国史破壊も厭わない、そっちのほうがかっこいーじゃん。

だいたい頑固さでいったらアメリカや中国や韓国や朝鮮とはりあったってどーしよーもないよ。あいつらちょ〜頭かたいんだし。国丸ごと頭かたいんだから政治家説得したってぜんっぜんムダ。ちょーむだ。

アンタ台湾やビルマやインドでも前線はってたけど、彼らが日本を糾弾したことがあったか?論争はただの国民性であって史実関係とはかならずしも比例しないものだ。

それよりそうやって糾弾してこない国にも、してくる国にも同じ位の悲劇を与え合ったんだからさ、絶対。それを認識して謝るココロ構えっつーのは、もっておきたいよな。

とにかく史実関係がどーの行ってる時点ですでにその国は所詮過去に縛られた外交しかできないということ。日本の内閣連中が考えてるのは、もっと交流と商売がやりやすくなる国交、および世界をつくりあげることだと信じる。

史実関係がどーのなんて、政治家の仕事じゃない、それこそ考古学者だか歴史学者だかリベラリストだか知らないが、私のだいきらいな(と同時に好きなんだけど、そういう話は。)何も生まない文系古典学問分野の連中にまかしておけばいい。

なんてな。

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